バリアフリーの水回りへ
築100年以上の建物なので当然トイレや浴室などは段差があり、将来的にも不安がありました。
今回のリフォームの目的の一つとして、なるべく水回り設備や入口廻りは段差を解消して、バリアフリーにしたいというご要望がありました。
増築や離れとの接続部分もある為、すべてがバリアフリーとはなりませんでしたが、日々の家事動線などのキッチンを中心とした水回り設備への動線はなるべく負担が少なく段差解消ができるような提案を心がけました。
元々トイレは小便器と大便器が分かれている造りになっており、それぞれの室に入る所に段差がありました。これを一部屋にすることで広く段差のない空間をつくることができ、入口も上吊引戸を採用することでスムーズに開閉できるようになりました。
浴室は入口を3枚引戸にすることで、開口部が広くとれ、将来的に介護や補助が必要な時でも対応できるバリアフリー設計となりました。3枚引戸で開放することで、広く明るい印象にもなりました。
洗濯機はお施主様からのご要望で裏口玄関ホールを広くし、移設することで洗面脱衣室が広く取れて、家事動線も楽になったかと感じます。