経年変化を楽しむ庭　西尾

敷地を持て余していた家と離れとの間。ご要望を聞き、車・自転車の駐車スペース確保と往来を楽しめるプラン提案をしました。

敷地に傾斜がついていたため、植物を植えただけでは、水はけが悪く雨水の処理ができないことがわかっていましたので、側溝をいれ地中に配管を通し家の横に雨水が抜けるようにしました。

足元には本物の枕木を採用しています。天然木の枕木は年月とともに朽ちていきますが、天然木が出すあたたかな雰囲気と、経年変化を楽しんでいきたいというご要望から、あえて本物の枕木をつかっています。

このお庭がつなぐのは、一方は昭和初期の商店をリフォームした古民家。一方は現代の住宅街に建つ家と雰囲気が異なっています。お庭も古民家からみると和風の庭園がみえ、家からは洋風のガーデンが広がっています。和洋の調和がとれた庭が完成しました。

施工後もM様よりご相談を受け、どのような草木を植えるのが良いのか等アドバイスをさせていただきました。草木を増やすだけでなく、お庭のインテリアや、なんとウッドデッキまで手作りでつくられ、愛情あふれるお庭になりました。