築60年の空き家の経年劣化とフルリフォーム
築60年のご実家を相続したことにより、フルリフォームにするか、建て替えにするかを悩まれていました。昔の方は物を大切にされることが多く、たくさんの物が長期間置かれている状態でした。相続後も一時期、空き家状態になっていたため、湿気によるむれ腐れやかび臭さ、通風の悪さが問題となり、劣化が進んでいる状態でした。
水回りでは、タイル張りのお風呂やトイレで、タイルの下は床下空間がなく、土台や柱が腐っている可能性もあるというリスクが存在しました。
大規模リフォームの場合、1,500万円以上の費用がかかる場合はリフォームか建替えかで迷われる方が多いように感じます。その時の判断基準となるのが、将来的なライフプランと建物に対する思いの強さだと思います。
今回のケースは建て替えかリフォームかの判断は難しいところでした。ご主人にこの建物にかなりの思い入れがありました。この想いを叶えるにはフルリフォームが最適な判断となりました。