立地やライフスタイルに合った動線づくり
今回の建物の立地は街中に位置し、玄関を開けるとすぐに道路がありました。玄関の動線を利用すると、買い物から帰った際に車を道路に停めて荷物を運び入れなければならず、狭い道幅で他の車とのすれ違いも困難で、日常生活で不便を感じることが予測されました。
そこで、以前から存在していた勝手口を駐車場への動線として活用することにしました。カーポートのある駐車場から屋根のある勝手口に進むことで、円滑に荷物を運び入れることができます。この新たな動線により、周囲の車の心配をせずに雨の日でもほぼ濡れずに出入りすることができるようになりました。
また、元々お風呂が突出していたため、減築を行い、スペースを確保しました。さらに、思い切って桜の木を切りましたことで、動線も改善されました。