アプロ先生のリフォーム大学

第1回:新しい生活のイメージが描けなくちゃ、リフォームは始まらない!

耐震対策について知りたい!

まずは耐震診断をしてみましょう。

今回は、4時間目 『耐震対策』 の後編です。 水廻りリフォーム

前編でも述べたように、耐震診断のひとつの基準となるのが、 『 昭和56年6月より前に建築した家かどうか 』 ということです。 もし該当する住宅で耐震基準を満たしていないのであれば、国や市町村から補助を受けられますから、一度耐震診断をされることをお勧めします。

もちろん昭和56年以降の建物でも安心出来る訳ではありません。
2000年6月にも耐震基準が改正されています。

略称 年代 特徴 寸評
旧耐震 1981年5月
(昭和56年)
以前
(1)新耐震に比較して、床面積当たりの必要壁量の規定が約40%少ない。
(2)新耐震に比較して、木摺りや筋かい(45×90、90×90)の壁倍率の規定が、1.5~3倍と大きい。
(3)通例、存在壁量が不足している。(2/3程度)
(4)筋かいは釘で柱等に止め付けてある。
(5)柱と横架材はかすがい止め程度。
×

現行の建築基準と大幅に異なっているので、 専門家の耐震診断が必要。
新耐震 1981年6月
(昭和56年)

2000年5月
(平成12年)
(1)床面積当たりの必要壁量が、安全側(1.25~1.4倍)に強化されたが、配置バランスについては具体的な例示が無く精神論に止まった。
(2)木摺りや筋かいの壁倍率が、安全側(木摺りは3分の1、45×90の筋かいは3分の2)に改訂された。旧耐震に比較して実質的な必要壁量は160%前後に強化された。
(3)構造用合板等の面材耐力壁が追加された。
(4)基礎を鉄筋コンクリート造にすることが規定された。
(5)筋かいは釘で柱等に止め付けてあるものが多いが、中には筋かい金物を使用しているものがある。
(6)柱と横架材はかすがい止め程度が多いが、中には接合金物を使用しているものがある。


壁量は十分だが、接合部の金物補強や、壁配置バランスの改善が必要な建物も存在する。
新・新耐震 2000年6月
(平成12年)
以後
(1)地盤調査の規定
(2)地耐力に応じた基礎構造
(3)耐震壁の配置バランス
(4)筋かい金物使用の規定
(5)柱頭柱脚接合金物使用の規定



現行の耐震基準。耐震性能は2004年の新潟県中越地震で実証された。

アーキ・プロでは、建てられた年代や状況によって適切な耐震補強をご推奨します。

リフォームする時は耐震工事のチャンスだったりもします。
例えば床暖房を入れる場合、コストを抑えたいから床をめくらずに上から床暖房を乗せてリフォームしたとします。しかし今回の震災のように、あるきっかけでやはり耐震診断もしてみようとお願いしたら実は基準を満たしていなくて、せっかく取り付けた床暖房をまたイチからめくって工事をし直さないといけなくなった…なんてケースも実際にあったりするのです。

最初の工事費は多少かかるかもしれませんが、一度話を聞いて納得した上で進めていけば、二度手間になることなく満足できるリフォームができますからね。
床暖房を入れたいとお客様から言われてそのまま暖房を入れるだけ、部屋を明るくしたいからとクロスを張り替えるだけなど、早く受注を取りたいためだけの理由で耐震などを無視して進めてしまう業者も多いですから、長い目で見て 後で後悔しないためにも 最初が大切です。

ちなみに、アーキ・プロには『 愛知県木造住宅耐震診断員 』に登録された、リフォーム専門の建築士が在籍。
自ら現場に行って診断したもとで補強計画をたて監理できる数少ないリフォーム会社ですから、「いきなり市の耐震診断を受けるのは、よくわからないしどうしようかなぁ」とためらっている方も安心してご相談に来てください(住宅リフォーム無料相談会開催中です)。流れやコスト等も含め、分かりやすくご説明させていただきます。


工事までの流れもきちんと把握した上で進めましょう。

工事の進め方も、やはり昭和56年の基準によって多少変わってきます。
昭和56年以前の木造住宅であれば、

  • 市の耐震診断を受ける(この診断を受けないと補助が受けられないため)
  • 結果に基づいて補強計画を立ててもらう(信頼できる業者に立ててもらうことが必須!)
  • 耐震工事開始(リフォーム計画と合わせた形での耐震補強も)

アーキ・プロの場合は昭和56年以前の木造建物であれば、リフォームのご相談にいらっしゃった全てのお客様に対し耐震診断をすすめています。また、診断結果あとの補強計画等についてもご相談ください。

<耐震補強の流れ>

  • ご相談
    ↓
  • 耐震診断 (補助金を受ける場合は市町村の無料診断を受ける。)
    ↓
  • 調査報告、診断結果の説明
    ↓
  • 補強計画のプラン (補助金を受ける場合は申請)
    ↓
  • 工事開始 (補助金交付決定通知後)
    ↓
  • 中間検査 (市町村による。)
    ↓
  • 工事完了報告
    ↓
  • 補助金交付 (補助金交付決定通知後)

補強計画というのはとても大事で、
アーキ・プロのように耐震診断~補強計画を一貫してできれば現場状況もきちんと把握した上で立てられるのですが、例えば計画を外部の設計士などに依頼している場合ですと、実際には施工方法に無理があり、金物が取りつかないなど、施工出来ない場合や、費用対効果の薄い計画書が出てきたりします。その場合、現場で工事がストップしたり、無駄にコスト高になったりすることになります。

アーキ・プロはリフォームと耐震工事の両面から、どこに優先順位を立てて進めていきたいかヒアリングしながら計画を進めていきます。
耐震補強とひとえに言っても、建物の中だけでなく外からも可能でいろいろな方法があります。
少しでも効果的でコストも考えた補強方法で、バランスを見ながら計画をお客様とともに進めていけるのがアーキ・プロの強みです。

4時間目「耐震対策について知りたい!」・・・完。

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次回は、「リフォームにはタイミングも重要」についてお話しします。