アプロ先生のリフォーム大学

第1回:新しい生活のイメージが描けなくちゃ、リフォームは始まらない!

暮らしの中に、自然を取り入れたい!

生活のイメージに合った自然を取り入れよう。

さて、3時間目は 『自然を取り入れる』 についてです。

お庭の緑がお部屋から存分に見えるようにしたい、庭にウッドデッキを付けてバーベキューができるような空間をつくりたいなど、見た目通りの「自然」を取り入れた暮らしはもちろんのこと、最近では小さなお子様やアレルギーに考慮した「自然素材」を使ったやさしい暮らしのためにリフォームをお考えになるお客様もずいぶん増えてきました。
その中でも水廻りリフォーム

 1. 壁に珪藻土を塗りたい
 2. 無垢のフロアーを貼りたい
 3. 自然光を取り入れ、明るく間取り変更したい
 4. 自然換気ができるように窓を考えたい
 5. ウッドデッキやテラスなどをつくりたい

といった要望が多いですね。

いずれにしても大切なのは 『生活のニーズとやりたいリフォームが一致しているか』 ということ。いくら自然を考慮したリフォームがしたいとご相談にいらっしゃっても、実際にお話を聞いていくと果たしてそれが5年後、10年後も用途を満たせているものなのか?といったこともよくあるのが現状です。
私たちアーキ・プロは、お客様の「やりたいこと」をそのまま形にするだけではなく、リフォーム後に始まる生活のイメージまで考慮した上で、最も適したリフォームのご提案をさせていただいています。

自然素材のメリット、デメリットを考慮しましょう。

自然素材のなかでも最近よくお問い合わせがあるのが、珪藻土を使ったリフォームです。
調湿機能に優れた珪藻土は見た目の質感も良く人気ですが、
キズや汚れがつきやすいという特徴もあります。


そこで大切なのが、『珪藻土を使ってリフォームする目的を明確にすること』
例えば…

  • アレルギーを考慮して使用したい、結露がひどいので調湿機能の高い珪藻土を取り入れて解消させたい、といったように生活していく上で必要なものであるのか
  • 壁のアクセントとして珪藻土の持つ質感をデザインの一部として使用したいのか

ひとえに珪藻土といっても、調湿性が高いものから、調湿性は多少落ちるけれどもメンテナンスが簡単なものまでさまざまです。
また、自然素材ということもありクロスに比べてコストも4倍~5倍はかかります。
そのため、アーキ・プロではお客様に何年先も納得して使ってもらいたいという思いから、目的や予算によってご提案をさせていただいています。

前者の場合であればそれこそキズや汚れは二の次にして、自然素材にこだわったリフォームにするでしょうし、後者であればクロスの一部として珪藻土を採用することで部屋のワンポイントとして機能するでしょう。
さらに珪藻土は使い方によってメンテナンスの頻度が変わってくるものの、だいたい5年~10年でケアが必要になってきます。
その間、傷や汚れた場合の補修をする際に目立ちにくくするために、フラットに塗るのではなくコテむら仕上げや刷毛引き仕上げのようにデザインパターンを変えて、あえてラフな感じに仕上げていくのも方法のひとつです。

●参考商品
四国化成 珪藻土

実物を見ることも大切です。

また、もうひとつ人気なのが、無垢材を使ったフローリングです。
自然の木材を使ったフロアは何よりも歩いた時の質感が違います。柔らかく温かみのある無垢は、木そのものが持つ空気層により夏は涼しく冬暖かいという特徴もあって、圧倒的に肌触りがいいのが特徴です。
また、何層も貼りあわせて作られている新建材はいったんキズがついてしまうとなかなか修理が難しいですが、無垢ならキズや汚れがつきやすいものの、削って塗装し直せば再び元通りきれいなフロアに戻すことができるので、10年後、20年後を考えたときに大きなメリットになりますね。
一方で木材の太さや樹種によって確保できる量・サイズが限られてきますので、工場で量産できる新建材よりコストが高いというデメリットもあります。
最近の新建材は見た目だけでは無垢との違いが分からない品質にまでなっています。やはり大切なのは「どういう目的で無垢を使いたいか」ということです。
もし共働きで普段忙しく、なかなかフローリングのメンテナンスが難しいのであれば、もしかしたらキズや汚れに強く、メンテナンスも簡単なノンワックスフローリングといった新建材のほうが快適に生活できるでしょうし、自然素材に囲まれて生活したい、という思いが強いのでしたら無垢のほうが快適に毎日を過ごせるでしょう。
アーキ・プロではお客様に実物をお見せしながら選び方や特徴をご説明していますので、ライフスタイルに合わせて最も適したものを選ぶことができます。

構造面でも安心できるものを。

自然といえば、やはりリビングでくつろいでいるときに心地よく吹いてくる風やあたたかな陽射しでしょうか。
自然素材だけではなく、自然光や風をうまく利用してリフォームを計画することも非常に重要です。
換気をする際、一番に考えるのは「窓」ということになりますが、ただ大きな窓を開ければ風が入ってくるというわけではありません。たとえ小さくても、対角上に風が通るように(風を入れる方と出す方に)窓を開けることが大切となり、お客様によっては間取り変更も含めてのリフォームとなったりします。
そこで注意しなければいけないのが、家屋の構造をきちんとチェックすること。
多くのリフォーム会社や工務店では、長年の経験とカンといった感覚的な部分で判断し間取り変更(壁を抜いたり補強したり)していたりするのですが、アーキ・プロは経験に加えて、資格を持つ建築士がお客様の担当をしていますから、構造計算や耐震診断など数字的な面もしっかり考慮した上で実際にリフォームを進めているので安心です。

また、特に夏場など、昨今は窓を開けて寝たくても防犯上開けられないといった生活環境になってきていますね。そんな要望には雨戸の鍵をかけながらも風を取り込むことのできるエコ雨戸や採風雨戸といったものもご提案しています。セキュリティも考慮された暮らしができるということでお客様からも好評です。

採風雨戸
●参考商品
YKK 通風雨戸
LIXIL TOSTEM 可動ルーバー雨戸

ウッドデッキはメンテナンスも考えて。

お庭にウッドデッキをつけるリフォームも多いですね。
この場合はやはりなぜウッドデッキが必要なのか、将来的に長く使いたいものなのか等を考えてから行ったほうがベターです。
ただ洗濯物を干すためだけのものだったらもしかしたら他の方法もあるかも知れませんし、小さなお子様のために部屋と庭の段差を解消するといったような理由でしたら、お子様用プールやバーベキューもできるようなデッキを設置する、といったような工夫が必要です。
その際大切なのが、メンテナンス性に優れているかどうか。
ホームセンターなどで扱っているものの中には、安価に設置できる木材もあります。もちろんコスト面では優れていますが、2~3年後には陽射しで色焼けしたり、4~5年で木材が腐ってしまい、結局取り壊し…となってしまってはせっかくの苦労も水の泡。

ウッドデッキに使用する素材は、やはり耐久性が高く含水率の少ないハードウッド(イペ材、ウリン材など)と呼ばれる木材や木樹脂でできたウッドデッキ(TOEX、樹の木など)がオススメです。

ウッドデッキ

●参考商品
LIXIL TOEX 樹の木Ⅲ