アプロ先生のリフォーム大学

第1回:新しい生活のイメージが描けなくちゃ、リフォームは始まらない!

子供が大きくなったので、子供部屋をそれぞれ分けたい!

タイミングを上手に利用しよう。

さて、2時間目は『子供部屋』についてです。
例えば新築で家を建てたときに、お子様の人数を考慮してお部屋を用意したり、 将来を見越していつでも間仕切りできるよう、ひとつのお部屋にドアを2カ所つけておく、などの配慮がされていればそれほど心配はないのですが、なかなかそうはいかないケースだって多々あります。
アーキ・プロに相談にいらっしゃるお客様の中で多い理由を挙げてみると… 水廻りリフォーム

1. お子様が小学校に入り、自分の部屋が欲しくなった
2. 男の子と女の子の部屋を分けてあげたい
3. 今後の受験勉強に備えて分けておきたい

といったところです。

1. の場合は、小学校入学に合わせて勉強机や本棚が増えることによって子供部屋を作りたい。
2. や3. の場合は、成長とともに変わる生活環境に合わせ、リフォームに踏み切ることが多いようですね。

ずっと使っていく水廻りと違い、いずれ独り立ちしていく部屋でもあったりするので、なかなかリフォームの優先順位にされにくい箇所ですが、最終形の間取りをどうするかのプランを立てておけば、ちょうどいいタイミングを利用して上手にリフォームできるでしょう。

子供部屋ならではの空間づくりをしましょう。

リフォームのタイミングやプランが見えてきたら、実際の空間づくりを考えましょう。
最初に、子供部屋をリフォームする際に注意しておきたいことがあります。
それは、『子供のいいなりにつくらないこと』です。
テレビ、パソコン、エアコンなど、快適な環境づくりをすることはとても大切ですが、あまり充実させすぎると子供が部屋にこもりがちになる可能性が出てきます。

また、活発なお子様の行動に配慮して壁を防音したいとおっしゃるお客様も少なくありません。
防音には断熱材を使用するのが効果的ですが、実は壁に断熱材を入れるだけでは遮音性というのは向上しないんです。
音が気になるのであればまず第一に開口部を防音すること。そして、防音したいのが外に対してなのか、隣の部屋同士なのか、それとも部屋の上下に対してなのかを考慮するわけですが、こうなってくると結局全部やらなくちゃいけない、なんてことになりかねないんですね。
さらに防音にこだわりすぎると、逆にお子様の行動が分かりにくくなってしまうといったデメリットも発生します。
このようにトータルで考えると、子供部屋の防音はほどほどに、と落ち着くことが多いですね。
ただし、「ピアノの練習用にひとつ部屋をつくりたい」といった場合などは、しっかりとした防音室のご提案をさせていただきます。

子供部屋というと、お子様が小さいうちであればかわいい壁紙でお部屋を彩りたくなるものです。
しかし大きくなるにつれてだんだん子供っぽさを感じてしまわないか…など先のことを考えるばかり結局無難な単色にしてしまうケースもありますね。
リフォームって結構コストがかかる、と思い込んでいるせいかもしれませんが、実はコストがかかるのは水廻りや構造体からを変えるリフォームであって、クロスだけの張り替えであれば数万円で可能なんです。
クロスを張り替えるだけでお部屋のイメージはガラリと変えることができますので、お子様が小さいうちは遊び心たっぷりなクロスでイマジネーションを膨らませてあげてもいいかもしれないですね。
ちなみに、クロスはカラー・柄ともにバリエーション豊かで、中には夜になるとお星様のように光る蓄光クロスもあり、こちらも人気です。

部屋を分けるときの工夫は…。

子供部屋を分けるとき、お子様にとって「どっちが自分の部屋?」になるかは、クラスの席替え以上に重要なことでしょう。
ここで大切なのが、『なるべく平等な空間をつくってあげる』ことです。
よくある例としては、子供部屋を2部屋用意してあったお宅で、お子様が3人になったので2つのお部屋を3つにしたいといった場合、どうするかといいますと…。
2つあったお部屋を3つに分けるのですから、もちろん1部屋あたりの面積は小さくなりますよね。
そこで、それぞれ高低差を利用し「こっちのお部屋は上のほうに、あっちのお部屋は下のほう」など、ベッドを造作でつくってしまうことでそれぞれのお部屋の空間が広がり、心地よい子供部屋に変身させてしまうのです。

空間だけでなく、分ける際には風の流れや明かり、換気なども考慮することもお忘れなく。家族が集まるリビングなどと違い、子供部屋となるととりあえずお部屋の確保を、ととらわれがちですが、お子様の成長に伴い収納やコンセントの位置などもあとあと重要になってきますので、先ほども言いましたように『最終形の間取りをどうするかのプランを立てておく』ことがポイントです。

アレルギーにも配慮しましょう。

最近ではアレルギーに配慮した素材でのお部屋づくりも多くなってきています。
無垢材や珪藻土といった自然素材を使用したり、抗アレルゲン剤(フェノール系ポリマー)を練りこんでアレルゲンを包み込んで抑制させる素材なども注目されています。
素材も大切ですが、アトピーやぜんそくの原因とも言われているカビを発生させない、という考慮が大切ですね。断熱・遮熱対策をしっかりおこなって結露を防ぎ、カビの発生を抑えましょう。
また、子供部屋が北側にあることが多いのには理由があるのをご存知ですか?
家相的な面だけでなく、北側のお部屋は勉強しやすい環境をつくりやすいといったことが挙げられます。
北側というと「暗い」イメージがありますよね。しかし、小さくてもいいから窓を2方向から採ってあげることで、一年を通して安定した明るさばかりか風の流れもスムーズになり、特に夏場は南側のお部屋にありがちな「暑すぎる!」といったこともありません。 リフォームの際は、こうした面からもじっくり考えてすすめていきましょう。

住みながらのリフォームだからやりやすい

アーキ・プロにリフォームをお願いするお客様がみんな驚かれるのが、生活しながらのリフォームが可能だということ。
生活しながら、という点だけなら他社さんでもできますが、その多くは「リフォーム中の家具の引っ越し費用は別途」というパターンが多いそうです。

アーキ・プロの場合は、現場の職人さんと建築士であり担当者である私たちが毎日お客様宅を訪問し、互いに進捗状況を確かめているのが日課なので、朝、確認とともに家具も移動させながらリフォームを進めていきます。もちろん本棚の中身など、お客様にも小さなものはお手伝いをお願いしますが、特にマンションで家具の移動も大変なお客様からは「家具移動のプランも立てながらリフォームしてもらえるなんて」と喜びの声をいただいています。もちろん、日課の一部としてお手伝いさせていただいていますから、家具の引っ越し(移動)費用はかかりませんよ。

※但し、ピアノ、特殊なベッドなどの重量物や移動頻度が多い場合などは別途費用が発生する事もございますので、事前にご確認下さい。

3時間目は、「暮らしの中に、自然を取り入れたい!」についてお話しします。