アプロ先生のリフォーム大学

第2回:リフォームを始める前の、忘れちゃいけないチェックポイント!

リフォームにはタイミングも重要

みなさんこんにちは! アーキ・プロ、リフォーム大学教授のアプロです。
第1回目の講義、いかがでしたか?
おそらくリフォームについて学び始めた頃に比べ、ずいぶん知識がついてきたことでしょう。
知識は身に付いたけれど、わたくしアプロの名前は忘れてしまった…
なんてことのないようにお願いしますね(笑)

定期的なメンテナンスが、家を長持ちさせる秘訣。

さて、今回からはテーマも新しくなり、みなさんにはより具体的なリフォームの知識を身につけていただきたいと思います。

1時間目の内容は、『リフォームのタイミング』についてです。
一生に一度かもしれない、「マイホームの購入」。
そんな大切なマイホームを少しでも長く維持させていくためには、メンテナンス(リフォーム)が大切になってきます。

だいたい平均して建築後10~15年経った時というのが、構造上のメンテナンス…
つまり外壁・屋根・樋等を含めた建物全体の総メンテナンスをする上で重要な時期なんですね。
しっかり足場を組んで総点検し、雨樋が経年劣化で割れてしまっている部分を部品交換したり、屋根と外壁の塗装をし直したりしておけば、次のリフォーム時のコスト面だけでなく、家そのものが長持ちするというメリットがあります。築40~50年経っても大きなトラブルもなく生活できる家は、ほとんどが定期的なメンテナンスを施している家です。

とはいえ実際に生活を始めると…。
マイホームの購入時に大きなお金が動くため、10~15年後のメンテナンスに費用がかかることを説明されていなかったり、さらに総点検するタイミングというのがお子さんの高校や大学進学など、教育費にとてもお金がかかる時期だったりするものです。そこで「今はそんなに困っていることもないし、あと5年くらい経ったら考えよう」と放置したくなりますよね。

ただ、その頃から家というものは何かしらのリフォームが必要となってくる時期。例えば外壁を塗り直さなくてはならなくなり、足場を組んで直してもらったものの、2・3年経ったら今度は雨樋が、サッシが…と直すたびに何度も足場を組んで行わなくてはならないため、無駄な費用がどんどんかかってしまいます。ちなみに、足場を1回組むだけで20~30万円かかるということはご存知ですか?

つまり、足場を組む際に一度に総点検したほうが、トータルコストから考えるとずっと安く済ませることができるのです。もちろん、家が長持ちするという最大のメリットがあるというのは、言うまでもありません。

ちなみに、雨漏りが気になっていたお宅で、その場しのぎの修理だけで15年以上済ましていたもののそろそろリフォームを、と わたくしアプロのもとに相談にいらっしゃったのですが…。
家を拝見させていただくと、見た目にはなんの問題もないように見えるのですが、実際は雨漏りがいたるところに広がっていて木材の腐りも進行しており、結局総工費が500~600万円もかかってしまった、という事例もあります。こうならないためにも、定期的なメンテナンスが必要だといえるでしょう。

家族構成の変化が、リフォームのタイミング。

お客様がリフォームを考えるタイミングって、どんな時だと思いますか?
アーキ・プロにいらっしゃるお客様の例でいきますと、トップ5は以下のようになります。

  1. お子様が独立された後、ご夫婦での快適な生活を考えた時
  2. 耐震性・耐震補強工事をする時
  3. 老朽化によるメンテナンスをする時
  4. 2世帯住宅で同居する時
  5. 中古住宅を購入した時

定期的なメンテナンス(=リフォーム)をしたほうがいい、というのは先ほどもいいましたが、なぜそのほうがいいのかというのには他にも理由があるからです。

だいたいマイホームを購入後20~25年ほど経ちますと、お子様が独り立ちしたりご結婚されたりで家族構成に大きな変化が出る時期と重なります。老後の生活に向けてそれまで段差のあったタイルバスをユニットにしたり、キッチンをシステムキッチンに変えたりなど、外まわりだけではなく水廻りも含めた大きなリフォームを考えるようになるものです。しかしこのタイミングで初めてのリフォームとなりますと、家の中だけではなく外まわりも大きくメンテナンスを施さないといけないため、先ほども言いましたように、結果的に莫大な費用がかかってしまうのです。

逆に言えば、築10~15年あたりで、きちんとメンテナンスさえしておけば、家族構成が大きく変わる(つまり生活スタイルが大きく変わる)際に安心して快適なリフォームを実現できるというわけです。計画を立てて定期的にリフォームすることで、「こんな生活をしたい」という想いまでつぎはぎだらけにならずに済むのです。

リフォームにはタイミングも大事、ということがお分かりになったでしょうか?